2008年10月28日 |
〜創薬の分子設計・分子合成経路探索をソフトウェアで行うことで、研究開発期間の短縮化を支援〜 |
サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京都、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、カナダSimulated Biomolecular Systems Inc.(本社:トロント市、以下「SimBioSys社(シムバイオシス社)」)と日本における販売代理店契約を締結し、SimBioSys社商品のソフトウェアを日本で販売開始したことをお知らせいたします。
SimBioSys社のソフトウェアは、疾病の原因となるタンパク質(標的タンパク質)とリード化合物(※1)のドッキング(結合)シミュレーションや、化合物合成のための有機合成反応経路を提案して、創薬の研究開発期間を早期段階において短縮させるための支援を行います。
創薬市場では新しい手法や製品が日々増えており、これらのソフトウェアを利用することで研究開発期間の短縮化や、その開発費用の早期回収が期待されています。
サイバネットは創薬分野において、ドッキングシミュレーションを行うeHiTSおよび化合物の新規設計を行うSPROUTを事業展開の中心と位置づけて基盤を固めるとともに、創薬周辺分野への市場拡大も図ってまいります。
※eHiTsとSPROUTについては、後述の「主な商品ラインナップ」をご参照ください。
※ 販売価格については別途お問い合わせください。
SimBioSys社製品についての詳細は、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/lifescience/
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図1:標的タンパク質に適応する分子の部品を当てはめる(SPROUT) | 図2:化合物の合成経路を探索し結果情報を表示(ARChem) |
Simulated Biomolecular Systems Inc.について
Simulated Biomolecular Systems Inc.は、イギリスのリーズ大学から独立し1996年に設立され、創薬支援ソフトウェア、化学系のソフトウェアの開発・販売を行っています。創薬プロセスの効率化・研究開発の精度と品質の向上を目標として、既に10年以上に渡りヨーロッパ・北米で順調なセールス活動を行っています。この度日本進出にあたりサイバネットと協力することとなりました。
SimBioSys社の詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.simbiosys.ca/
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(註)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、電子回路設計など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの最適化を実現する各種ソフトウェアの提供やマルチメディアWeb会議システムの実施、個人・企業情報の保護を図るPCセキュリティ管理など、企業活動の高度化に寄与するITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。 コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション
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