2006年06月26日 |
|
サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、サイバネットの連結対象子会社でプラスチックCAE専業エンジニアリング会社である株式会社プラメディア(本社:東京 代表取締役:江原 賢二)が開発した「AURORA PLEXUS」(オーロラ プレクサス)の国内販売を6月26日より開始することをお知らせ致します。
現在、プラスチックは様々な用途にて使用されています。プラスチックの特性でもある軽量性、成形性を活かし、光学分野においてもレンズ、プリズム、CD、DVDなど多く用いられております。しかしながら、これまでプラスチック成形では、金型内の樹脂の熱流動現象や、離型後の成形品の収縮変形により、光学性能に大きく影響をおよぼす、面精度、屈折率、複屈折や光路差、転写性などの特性を上手く予測することができないため、試作品を作成するまで成形品の性能がわからないという課題がありました。今回販売することとなりましたプラスチック光学性能評価プログラム「AURORA PLEXUS」では、これまでの光学性能が予測できないという問題を、ゲート条件や成形条件などを検討することで、様々な光学特性を予測し、プラスチックレンズなどの金型設計や成形性の評価を可能にします。また、光学設計評価プログラム「CODE V」とのインターフェース(開発中)を図ることで、プラスチックレンズの設計から成形まで業務を効率化することができます。さらに、流動残留応力の解析機能を追加することにより、導光版、CD、DVDといった光学部品の光学性能評価を行うことも可能となります(インターフェース開発中)。
プラスチック光学性能評価プログラム「AURORA PLEXUS」による成形過程のシミュレーションにより,プラスチック光学素子の性能として重要な「面精度」、「複屈折」、「平均複屈折」、「屈折率」などの分布を予測することができます。製品設計、金型設計、成形条件の検討の効率化が図れ、品質向上、生産性向上、コスト低減を行うことができます。
OS:Microsoft Windows 2000もしくはXP
CPU:PentiumW3GHz以上
RAM:2GB以上
HDD20G以上の空き容量
グラフィックボードNVIDIA製推奨
グラフィックメモリ256MB以上
別途お問い合わせ下さい。
株式会社プラメディアについて
同社は、プラスチックCAE事業を専業として約16年の歴史を有し、高い技術力をベースとしてあらゆるプラスチック成形法に対応するCAEプログラムの開発・販売を行う研究開発型企業であります。昨年8月に当社にて株式を取得し、サイバネットのグループ企業となりました。株式会社プラメディアに関する詳しい情報については、下記サイトをご覧ください。
http://www.plamedia.co.jp
サイバネットシステム株式会社について
当社は、科学技術計算分野、特にCAE(註)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記サイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション
この件に関するお問い合せ
サイバネットシステム株式会社
内容について
報道の方は
以上