2010年10月5日 |
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、米国ANSYS社(本社:米国ペンシルベニア州、社長兼最高経営責任者:ジェームス・イー・キャッシュマン、以下「アンシス社」)が開発し、当社が国内で販売・サポートしているANSYSにおいて、コンサルティング、受託解析業務およびCAE技術者派遣等のソリューションを提供しておりますが、新たにANSYSのカスタマイズを支援するサービスを開始することをお知らせいたします。
ANSYSは、構造・伝熱・電磁場・熱流体等の物理現象や、それらを組み合わせた連成問題を、目的に合わせて柔軟に解析することができるツールです。そして、Fortranを用いてANSYSの標準機能には装備されていない材料構成則や要素、境界条件等を作成するUPFs(User Programmable Features)機能や、モデル作成、材料物性値定義、解析実行といった通常機能を自由にコントロールするためのAPDL (ANSYS Parametric Design Language)、ANSYS WorkbenchをカスタマイズするためのTaskML等、ANSYSにはカスタマイズのための様々な機能が装備されています。
これらのカスタマイズ機能を使うことで、ANSYSオリジナルの機能では解析できない問題を解いたり、自社の設計・解析フローに合うように解析手順を自動化したり、使わない機能をGUI上から削除したりといった様々な処理を行うことができます。
サイバネットは、長年培ってきた経験やノウハウとANSYSに関する知識を活かし、お客様がカスタマイズ機能をより有効にご利用いただけるよう、カスタマイズに関する各種セミナーの開催や相談窓口の設置、独自のマニュアルの整備等のサービス提供を実施いたします。
カスタマイズに関するセミナーを随時開催予定です。
2010 Japan ANSYS Conferenceにおいて、日東紡績様、東北大学様のご協力を得て、カスタマイズに関連した4つのセッションを実施します。
ANSYSのカスタマイズの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/ansys/product/custom/
アンシス社について
アンシス社は、1970年にSwanson Analysis Systems社として設立され、航空宇宙、自動車、機械、電機、電子、医療工学など幅広い産業の製品開発に携わるエンジニアや設計者のためのシミュレーションソフトウェアを 開発、全世界へと提供しています。設計の初期段階から試作実験と最終評価までの段階において、高速かつ効果的な製品開発を行えるように、オープンで柔軟性の高いソリューションを開発し続けています。詳細は下記Webサイトをご覧ください。
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの最適化を実現する各種ソフトウェアの提供や個人・企業情報の保護を図るPCセキュリティ管理など、企業活動の高度化に寄与するITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。
本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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