2010年9月28日 |
実験、シミュレーション、計算、それぞれの方法で求めた値はなぜ違いが生じるのか?シミュレーション解を評価、検証するポイントを解説します! |
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、CAE(※1)のリーディングカンパニーとしてCAE有効活用のために理論を学ぶエンジニア向け教育事業「CAEユニバーシティ」を展開しています。今回新たに、力学系のトピックセミナー「FEM(※2)実験室」の第二弾として「FEM実験室Ver.2 支持部の剛性の影響は?」を10月15日(金)に開催します。
CAEソフトウェアによるシミュレーション結果と実験結果を盲目的に比較してよいのでしょうか。同一と思われる境界条件も、実験とCAEソフトウェアによるシミュレーションでは異なっている可能性があります。
本セミナーでは、曲げ試験における支持部の剛性に着目し、支持部の境界条件を複数変更して実験ならびにCAEソフトウェアによって求めた結果の比較・検討を行います。さらに、「なぜ違いが生じるか?」を分析したうえで、CAEソフトウェアによるシミュレーションを実験結果とあわせるためのポイントを解説します。
本セミナーに先立ち開講しましたFEM実験室(※4)では、はりの曲げ実験を行い、はりの変位のみを着目しましたが、Ver.2では、はりの支持部の材質を変更し、さらに踏み込んだ内容として「支持部の剛性」について考察を行います。
お客様からのご要望が多かった「FEM実験室 in 九州」を九州(福岡)で開催致します。
本セミナーは、過去に開催した「FEM実験室(※4)」と上記「FEM実験室 Ver.2」を合わせた内容です。実際に実験を行い、測定値と解析値を比較しながら、この場合の誤差が生じる要因について考察を行います。これによってシミュレーションモデルの作成や解析結果評価についての視野が広がります。
「ものづくりための、ひとづくり」をキーワードに、CAEエンジニア育成のための教育プログラムを提供しています。CAEの有効活用には、CAEをブラックボックス化せずにシミュレーション結果の妥当性を評価する能力が必要です。この能力を身に付けるためには工学・物理・数学の理論知識が必須です。
CAEに使われている物理や工学の理論を座学・実験・シミュレーションを身に付け、シミュレーションを有効活用できるエンジニア育成を目指しています。
講義は毎回同一の講師が担当しているため、講義内容は常に改定が行われます。また、講師ミーティングなどを開催し、講座間での連繋をはかるようにしています。そのため、大学における一貫教育のように各教科がつながりと意味を持ち、真に知識を体系的に学べるエンジニア教育プログラムを目指しています。
開講期間 | 年2回開催(各一連の講義は同一内容)I期:7月〜9月 II期:1月〜3月 |
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目的 | CAEツールが利用している理論・法則を理解することで、ツールが持つポテンシャルを最大限に引き出す能力を身に付ける。 |
対象者 | 設計・開発においてCAEツールを利用、または利用予定であり、より効率的でより良い「ものづくり」を目指す方。 |
講師 | 対象分野で活躍されている、大学の先生および民間企業のエンジニア |
会場 | サイバネットシステム 東京本社(秋葉原) |
URL |
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバーのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
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