2007年04月02日 |
〜運動力学解析分野において機能向上を実現〜 |
サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:田中邦明、以下“サイバネット”)は、米国ANSYS社(米国NASDAQ市場上場 ANSS、本社:米国ペンシルベニア州キャノンスバーグ市、社長兼最高経営責任者:ジェームス・イー・キャッシュマン、以下“アンシス社”)が開発・販売・サポートする汎用有限要素法解析ツールANSYSの最新バージョン11.0日本語版(以下“ANSYS 11.0”)の国内出荷を4月2日より開始することをお知らせいたします。
ANSYS 11.0では、待望の弾性体と剛体の運動解析機能が追加されました。今までANSYS Workbench環境では使用できなかった時刻歴応答解析の機能追加により、運動力学解析分野において飛躍的な機能向上を実現しています。その他にも、接触機能や構造動解析機能の大幅な強化、そして、ソルバーテクノロジーやリモート解析機能等の様々な機能強化を実現しています。
機械構造を検討する際、製品の動作や干渉の問題、またはこれらにより発生する力、速度や加速度といった様々な運動特性を把握する必要があります。弾性体運動解析機能(時刻歴応答解析)は、弾性体部品の変形を加味したうえで、これらの運動特性を把握することができる機能で、慣性力効果や減衰効果を考慮した構造において、時間に応じて変化する変位・ひずみ・応力・力の決定に使用できます。また、線形はもちろん、大変形・塑性・接触・超弾性など、すべての種類の非線形問題に対応しています。各部品に対して、弾性体/剛体の変更が可能となっており、全てのパーツが剛体、または混在していても解析を行うことができます。
新しく開発された剛体運動解析専用のソルバーを使用した解析機能です。全ての部品が剛体で定義された場合のみ使用可能で、ジョイントおよびバネによって接続された剛体アセンブリの動的応答を解析します。弾性体運動解析機能に比べて計算時間が圧倒的に早くなります。
より処理能力の高い遠隔操作可能な計算専用マシン(リモートマシン)に解析プロセスを負荷分散するためのツールであるリモート解析マネージャの機能が拡張されました。これより、リモートマシンまたはリモートプロセッサで解析を容易に実行できるようになりました。拡張された機能には、Windows サポートおよび Unix/LinuxとLSFとの統合が含まれます。
ジオメトリインターフェースにCATIA V5 CADNEXUS/CAPRI CAE Gatewayが追加されました。これにより、CATIA V5 CADとの連携やパラメータの転送を許すため、パラメトリック解析が可能となります。
このたびリリースされましたANSYS11.0では、今回ご紹介しました内容のほかにも、様々な機能が追加されております。今後も発展し続けるANSYS製品にぜひご期待ください。
インストールメディアは全てDVDとなります。これ以降のバージョンではCDによるメディアの作成、配布は行いませんので予めご了承ください。
別途お問い合わせ下さい。
なお、教育機関向け製品は別途特別価格でご用意しております。
米国アンシス社について
米国アンシス社は、1970年にSwanson Analysis Systems社として設立され、航空宇宙、自動車、機械、電機、電子、医療工学など幅広い産業の製品開発に携わるエンジニアや設計者のためのシミュレーションソフトウェアを 開発、全世界へと提供してまいりました。そして、設計の初期段階から試作実験と最終評価までの段階において、高速かつ効果的な製品開発を行えるように、オープンで柔軟性の高いソリューションを開発し続けています。
ANSYS社に関する詳細は、下記 Webサイトをご覧下さい。
サイバネットについて
当社は、科学技術計算分野、特にCAE関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービス提供を行っており、電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種および適用分野に対してソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。取扱い製品は、構造解析、伝熱解析、電磁場解析、熱流体解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、MEMS設計解析など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアであり、様々な顧客ニーズに対応しております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳細は、下記Webサイトをご覧下さい。
註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。 コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション
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