2006年03月27日 |
〜日本版SOX法に対応する国内初のパッケージ製品〜 |
サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京都、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:井上惠久、以下「サイバネット」)の100%連結子会社である株式会社ケイ・ジー・ティー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長加藤浩、以下「ケイジーティー」)は、日本版SOX法に対応する内部統制ソリューション『Ci-Tower』(シーアイタワー)を、3月28日より製品出荷を開始することをお知らせいたします。
日本版SOX法は、財務報告の信頼性確保のため、経営者が企業内部統制について評価報告し、会計士が監査することを義務づける法律です。現在、2008年4月以降の義務化をめざして、「金融商品取引法」の一部として法制化が進められています。
日本版SOX法の対象企業は、米国SOX法ほどではないものの、内部統制プロジェクトの立ち上げなど、相当のコストと準備期間が必要になると見込まれています。 網羅的な監査のためにつくられた米国SOX法対応の内部統制システムでは、システム規模と価格、導入の容易さ、そして、日本版SOX法「実施基準」への対応力などの課題が残されたままでした。
そこで、ケージーティーでは、米国SOX法対応支援ツールの開発経験をもとに、日本版SOX法「実施基準」にも対応すべく、内部統制活動を支援するパッケージ製品としてCi-Tower ソリューションを製品化しました。
Ci-Towerのコンセプト は、業務管制塔です。計画に沿った業務の効率化を目指すPDCA(Plan-Do-Check-Action:計画・実施・検討・対処)サイクル内ではな く、複数のPDCAサイクル間で起こりうるリスクに対して統制をかけるという意味で、航空機の管制塔に相当する業務管制塔アーキテクチャを採用しました。 モデル定義された航路にリスクを想定し、レーダーでモニタリングしながら、飛行管制することで、各便のパイロットに対して、安全なコントロールを実施する アーキテクチャです。
Ci-Tower 製品パッケージは、文書化作業のユーザーインターフェースとして採用したMicrosoft® Office Visio® 2003やMicrosoft Office Excel® 2003のデスクトップアプリケーションと、全社レベルでの文書管理、モニタリングのためのデータベースおよびWeb アプリケーションとが連携する疎結合システムとして構成されています。そのため、内部統制の文書化段階、整備段階、運用段階といった企業の準備計画に応じ た段階的な導入が可能です。また、企業のポリシーや監査法人の方法論に合わせたテンプレート変更によるカスタマイズも容易です。Ci-Towerデスク トップ版では、パソコン1台から文書化に着手でき、サーバー版では、デスクトップ分散処理により作成されたデータを、全社レベルで統合管理できます。Ci -Towerは、デスクトップ環境から、部門管理サーバー、さらには、企業の基幹システムへとつながる拡張性を備えています。
Ci-Towerでは、内部統制プロジェクトの各ステップで必要となる作業および管理支援機能が提供されます。
データベースを介して、Visio と Excel が連携することで、業務フローとリスクコントロールを関連づけながら、同時双方向編集できる文書化作業環境が提供されます。フローチャートを作成する Visio画面では、専用リスクコントロール図形が用意され、リスクとコントロールを割り付けするExcel画面には、マトリックス生成用マクロが組み込 まれています。
内部統制の文書3点セットとなる「業務記述書」、「業務フロー図」、「リスクコントロールマトリックス」を統合管理します。 登録承認の記録や文書管理機能も提供されます。
データベース登録された業務フロー図やリスクコントロールマトリックスを もとに、セルフアセスメント環境を実現します。Webを介して、部門ごとに必要なコントロール実施状況の担当者自己評価と管理者評価が記録され、その結果 は、経営者や監査人の評価報告の基礎データとして、不備の改善プランにも役立てることができます。
企業の特性や監査法人の手法にあわせたカスタマイズに対応します。プロセス分類、プロセスモデル図形、帳票デザイン、リスクコントロールマトリックス仕様などは、専用ステンシル、専用テンプレートとして、適合させることができます。(一部有償オプション)
知識経済社会、安心安全指向社会における企業価値の向上を図ります。
監査法人の方法論や各企業の開示ポリシーの違いを超え、日本版SOX法の実施普及促進に貢献します。
金融庁企業会計審議会内部統制部会がH17/12/8 基準案に加えて、本年5月に公表されるといわれる「実施基準」に対応するテンプレートとコンテンツの提供を行います。
なお、サイバネット並びに富士ソフトABC株式会社においても導入を計画しています。
Ci-Tower BPM Desktop Ver.1.0
Ci-Tower BPM Server Ver.1.0
2006年3月28日(火)
価格(税込)
Ci-Tower BPM Desktop Ver.1.0 | \52,500 | |
Ci-Tower BPM Server Ver.1.0 | \3,150,000 | |
Ci-Towerコーポレートライセンス | \5,250,000 |
年間保守料(税込)
Ci-Tower BPM Desktop Ver.1.0 | 設定無し | |
Ci-Tower BPM Server Ver.1.0 | \472,500 | |
Ci-Towerコーポレートライセンス | \787,5000 |
※ コーポレートライセンスとは、非上場連結子会社も含む同一企業内での台数無制限ライセンスです。
カスタマイズオプション
個別見積もり
ケージーティーの直接販売ならびに富士ソフトABC株式会社などの販売代理店による間接販売
初年度の売上目標は、2億5千万円を見込んでいます。
株式会社ケイ・ジー・ティーについて
株式会社ケイ・ジー・ティーは、コンピュータソフトウェアの開発、販売ならびにコンピュータシステムの開発・販売及び運用に関するコンサルテーションを提供している企業です。医用画像3次元可視化ソフトウェアをはじめ、汎用可視化ソフトウェアの販売、コンサルテーションを行うビジュアリゼーション事業と、内部統制ソリューション、ITシステムのキャパシティ管理ソリューション等を提供するエンタープライズソリューションソフトウェア、ならびに世界的に評価の高いネットワーク、セキュリティーソフトウェアの販売,サポートを行うインターネットソリューション事業を中心に顧客ニーズに対応しています。
株式会社ケイ・ジー・ティーに関する詳しい情報については、http://www.kgt.co.jp/をご覧下さい。
サイバネットシステム株式会社について
サイバネットは、科学技術計算分野、特にCAE関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っています。電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しています。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、生命工学、ナノテクノロジーなど多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しています。更に科学技術計算分野に加え、ネットワーク関連についてもホスト・サーバー&PC関連ソフトウェア、資産・ライセンス管理並びにe-Business時代のコラボレーション・ニーズに応えるマルチメディア Web会議サービス、e-ラーニング・ツールの提供を行っており、尚一層"Digital Solution Innovator"としての地位を確固たるものにすべく努力しています。
サイバネットシステム株式会社に関する詳細は、http://www.cybernet.co.jp/ をご覧下さい。
註 CAE : コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション
製品に関するお問い合せ先
株式会社 ケイ・ジー・ティー
報道に関するお問い合せ先
サイバネットシステム株式会社
以上