CYBERNET

16 Bit CCDカメラ搭載 照度・輝度測定器 ProMetric Colorを発売

1999年11月30日

サイバネットシステム株式会社(本社:東京、資本金:4億円、社長:河野 松彦)は、このほど米国ラディアント イメージング社(本社:ワシントン州デュバール/社長:Ron Rykowski)が開発した照度・輝度測定器 ProMetric Colorの販売を1999年12月1日より開始することを明らかにした。

ProMetric Colorは、ポータブルタイプの照度・輝度測定器であり、CCDカメラによりランプ等の光源から照射された面での測光量(照度、輝度)や放射量(放射輝度、放射照度)をリアルタイムに測定することができる。
測定面におけるゲインとキーストーン(歪曲)補正、デフェクト補正、ハイコントラスト計算、色度座標・色温度計算等の機能を有している。
ProMetric Colorはほとんど全ての照明光学系に対して使用できるツールであり代表的な適用例としては、照度/全光束/一様性/コントラスト/色一様性を測定する ためのLCDプロジェクター、輝度一様性/色一様性を測定するためのCRTやリア投影光学系、光度(candela)を測定するための自動車用ヘッドラン プ、照度/全光束を測定するための施設照明、均整度/秒単位の全光束を測定するための写真機のストロボ等が考えられる。
従来の測定方法は輝度計を使い照射面の各ポイントをその都度測定するという方法が大半であり、ProMetric Colorを使用することにより大幅な効率アップが可能となる。照明機器の開発、照明光学系のテストなどにおいてその威力を発揮するものと期待される。

ProMetric Colorの販売価格は4,900,000円であるが、本年度末(2000年3月)までは販売記念キャンペーンとして3,500,000円。同社では初年度15本~20本の販売を見込んでいる。

ProMetric Colorの特徴

ProMetric Colorの最大の特徴は、リアルタイムに測定できるスピードと多くのポイントを同時に測定できるということである。1秒間に250,000測定ポイントを記録することができ、測定結果のアイソメトリック(鳥瞰)プロット、3次元サーフェスプロット、X-Yプロット等の解析グラフ作成も可能。またIES フォーマットでの出力やExcel等他のアプリケーションにも簡単に出力できる。
標準測定ポイントの定義においては、ANSII 9.0の基準による測定が可能であり、250,000測定ポイントの全てに対して色度座標と相関色温度(色温度の関連性)を得ることができる。

ProMetric Colorは像補正の機能も有している。この機能は例えばプロジェクションスクリーンの照度測定の際に有効である。スクリーン上の汚れ、ひっかき傷などの欠陥は、反射光量や方向に影響を及ぼすが、ProMetric Colorのゲイン補正機能(スクリーンの測定イメージを記録し、各々のピクセルに対しての補正テーブルを作成することによりこれらの欠陥の影響を取り除く。)により精度良くスクリーン上の照度・輝度の測定ができる。またダークカレントを除去する機能もある。

使用方法についてはその処理の各ステップが使いやすいウィザードにより自動的に行える。

ProMetric Colorの動作環境

PC
Pentium200MHz以上のDOS/V機

OS
Windows NT4.0、95、98

メモリ
128MB以上

その他
256色以上のカラーグラフィックカード
Enhanced Capability Port (ECP)

この件に関するお問い合わせ

サイバネットシステム株式会社
応用ソフトウェア事業部
応用ソフトウェア営業グループ 田中 邦明
Tel : 03-5978-2481
Fax : 03-5978-5440
E-mail:optsales@cybernet.co.jp

以上