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光学設計解析ソフトウェア「CODE V」 最新バージョン10.6リリースのお知らせ

2013年9月19日

より性能の高い光学系をより早く市場投入することが可能に

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、Synopsys, Inc.(本社:米国 カリフォルニア州、以下「Synopsys社」)が開発し、サイバネットが販売・サポートする光学設計解析ソフトウェア「CODE V(コード ファイブ)」の最新バージョン「CODE V 10.6」の販売を、2013年9月19日から開始することをお知らせいたします。

CODE Vは、光学設計(レンズ設計)・評価解析・製造支援などの機能を搭載しており、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアです。対象となるアプリケーションは、撮像機器(カメラレンズ、ビデオレンズなど)、通信機器、医療機器、産業機器、航空・宇宙関連機器などの多岐にわたります。

CODE V 10.6では、ステップ最適化機能が追加されました。本機能は最適化の高速化が実現できます。これにより製品の市場投入の高速化をはかることができます。また、設計過程でレンズ設計者を悩ます浅い局所解への収束の回避も実現できます。これにより、より高い性能を持った光学系の設計が実現できます。
さらに、主要な解析のチャート出力を強化しました。任意断面での情報表示や、マウスでポイントした位置の数値データの確認など、解析結果をより詳細に素早く確認できるようになりました。

ポイント:
  • "ステップ最適化" による最適化の高速化とより高性能な光学系設計の実現
  • 新しいチャート出力による解析結果表示の改善

今後も継続的に皆様の業務に役立つ機能の追加や改良及び開発を行ってまいります。

ステップ最適化

ステップ最適化はSynopsys社によって開発された新しい最適化アルゴリズムです。これを用いて、CODE Vの最適化機能に対して2つの改良を行いました。まず、最適化の収束を大幅に加速し、最良解を得るために必要な時間を短縮することが可能となりました。さらに、複雑な解空間をよりよく探査することができます。これにより、従来の減衰最小二乗法と比較してより小さな評価関数の値を持つ解(より性能の高い解)を発見することができます。ステップ最適化は設計仕様を満たす、あるいは超える光学性能を得る新しいツールをレンズ設計者に提供いたします。
ステップ最適化は多くの設計変数を持つ複雑な光学系に対して特に有用です。製造誤差が光学性能に与える影響の低減や製造コストの削減を行うために誤差感度低減最適化(SAB)を使用している場合も、最適化の速度を向上することができます。ステップ最適化はCODE Vのローカル最適化だけでなく、大域的な最適化手法である"グローバルシンセシス"でも利用することができます。

以下はユーザー様からのコメントです。
David Williamson氏(Nikon Research Corporation of America Fellow)
「CODE Vのステップ最適化機能をマイクロリソグラフィレンズの設計で利用したところ、評価関数が大幅に低減しました。特に設計の初期段階ではその効果は顕著です。
ステップ最適化の収束速度と効率性には感銘を受けました。長年CODE Vを利用してきましたが、その中でも一番大きな最適化機能の改良だと考えています。」

2Dと3Dチャート出力

CODE Vの主要な解析機能のカラーチャートとラインチャートが大きく改良されました。ユーザーが光学系の性能を視覚化したりプレゼンテーションしたりする能力を強化する、新しい表示法や多くの機能を追加しました。例えば、3Dチャートの拡大縮小や回転、カラーチャートの2D表示と3D表示の切り替え、任意の断面図表示、レンダリングと配色の設定、マウスをポイントした点のデータ表示など様々な機能を利用できます。
新しい2D、3Dチャート機能は様々なカスタマイズ機能を提供します。ユーザーはカスタマイズしたチャートをテンプレートとして保存し、後から読み込んで利用することができます。また、これらをCODE Vのチャート出力のデフォルト設定とする事もできます。

使い勝手の改良

CODE Vの最適化、ビームシンセシス伝播、点像関数、MTF機能のグラフィカルユーザーインターフェースを全く新しい構成に変更しました。直観的に理解でき、効率的な作業の流れが得られるシンプルなウインドウ構成は、特に最適化の設定やビームシンセシス伝播解析で威力を発揮します。

CODE Vの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/codev/

Synopsys社について

Synopsys, Inc. (Nasdaq:SNPS) は、電子設計自動化(EDA)におけるリーディングカンパニーです。世界のエレクトロ二クス・マーケットに対し、半導体設計・検証・製造関連ソフトウェア、および知的財産(IP)関連サービスを提供しています。Synopsys社が実施する包括的、統括的なポートフォリオ(検証、IP、製造、そしてFPGA ソリューション)は、今日設計者、製造者が直面する課題、例えば、パワーと歩留りの管理、システム設計からシリコンへの実装までの検証、成果が得られるまでの時間といった課題解決の鍵となります。これらの技術をリードするソリューションは、コストを削減し、スケジュールリスクを低減しながら、迅速に最良の製品を市場に投入することによって、Synopsys社のカスタマーが、競争優位性を獲得することの手助けとなります。同社は、カリフォルニア州のマウンテンビューに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本、アジアおよびインドにおよそ70のオフィスを持ちます。
Synopsys社についての詳細は、下記Webサイトをご覧ください。

http://www.synopsys.com/

サイバネットについて

サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスを展開しており、電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。具体的には、構造解析、射出成形解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、企業が所有するPC/スマートデバイス管理の効率化を実現するIT資産管理ツールをはじめ、個人情報や機密情報などの漏洩・不正アクセスを防止し、企業のセキュリティレベルを向上させるITソリューションをパッケージやサイバネットクラウドで提供しております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。

http://www.cybernet.co.jp/

※CAE(Computer Aided Engineering)とは、「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術です。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献しております。

本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社

イベント内容について

オプティカル事業部 営業推進グループ/近藤・山中
TEL:03-5297-3405 E-MAIL:optsales@cybernet.co.jp

報道の方は

広報室/春日
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp