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3次元公差マネジメントツール「CETOL6σ」最新版リリースのお知らせ

2010年10月26日

ビジュアライゼーション機能や設定サポート機能の拡張によって、より精度の高い公差解析を支援します。

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、当社グループのSigmetrix社(本社:米国 テキサス州、以下「シグメトリックス」)が開発・販売・サポートする公差マネジメントツール「CETOL6σ(シーイートール シックスシグマ)」の新バージョン「CETOL6σ 8.2」の販売を2010年10月26日から開始することをお知らせいたします。

今回のバージョンアップでは、ビジュアライゼーション機能の拡張により、ワーストケースの可視化・設定情報の確認などをCAD画面上でアニメーションによって確認することが可能になりました。また、解析に必要な設定の過不足を指摘する設定サポート機能の拡張により、文字情報に加えてCADモデル上に直接どの情報が不足しているかを表示する機能が追加されました。その他様々な機能の拡張により、更に精度の高い公差解析を迅速に行う環境を提供します。

CETOL6σは、3次元CADにアドインされた3次元公差(※1)マネジメントツールです。現在Pro/ENGINEER・CATIA V5・SolidWorksの3種類に対応しています。
CETOL6σは3次元CADデータを直接利用するため、現実のアセンブリを正確に表現することができます。実機に近いバラツキの予測を行うことで、量産工程での組立性や品質を設計段階で把握し、早い段階での適切な寸法・公差管理を実現します。さらに、現実の部品製造プロセスで得られたバラツキの情報をフィードバックすることで、原価低減の検討や、ものづくりでの問題発生時の改善策を公差解析の結果から得ることができます。
また、CETOL6σは革新的な公差解析手法であるシステムモーメント法(※2)を採用し、高速で正確な公差解析を実行します。得られる結果も製品性能における工程能力指数(※3)や歩留まりなどアセンブリ品質が確認できるだけでなく、解析結果に影響の大きい寸法値や公差値の影響をそれぞれ独立して確認することができるため、これまで勘と経験に頼っていた、品質改善のアプローチを効率的かつ定量的に行うことができます。



CETOL6σは量産工程で発生していたアセンブリ不具合などを事前に予測することを可能にし、最適な公差値が設定されることで製品品質の向上やコスト削減の検討も容易になるなど、構想設計から量産まで、ものづくりにおけるトータルソリューションツールとして、現在世界各国の製造業で利用されています。

主な機能強化

ビジュアライゼーション機能の拡張

従来の「寸法寄与度のビジュアライゼーション機能」に加え、ワーストケースの可視化・設定情報の確認などをCAD画面上でアニメーションにて確認することが可能になりました(図1)。


図1:ワーストケースのビジュアライゼーション

設定サポート機能の拡張

解析に必要な設定の過不足を指摘する機能をさらに拡張しました。本バージョンでは、より直感的にそれらの情報を把握できるように、文字だけの情報に加えて、CADモデル上に情報を表示する機能が追加されました。この機能拡張より、より正確な公差解析を素早く行う環境を提供します(図2)。


図2:自由度(DOF)の拘束不足をCAD上とリストで確認


ファミリーテーブル・コンフィギュレーションへの対応

Pro/ENGIEERの「ファミリーテーブル」・SolidWorksの「コンフィギュレーション」で設定した情報をCETOL6σに取り込めるようになりました。
これによって、CADで設定したデータをCETOL6σの中で最大限に活用できるようになりました。

大規模モデルでのパフォーマンス向上

より大規模モデルを解析したいというお客様のリクエストに応じ、パフォーマンスを改良しました。

動作環境

  CADの動作保証 対応OS
SolidWorks SolidWorks 2009 SP5.1以降 Windows XP SP3 (32-bit)
Windows XP SP2 (64-bit)
SolidWorks 2010 SP4.0以降 Windows XP SP3 (32-bit)
Windows XP SP2 (64-bit)
Windows 7 (32-bit)
Windows 7 (64-bit)
Pro/ENGINEER Wildfire 3.0、M110以降 Windows XP SP3 (32-bit)
Wildfire 4.0、M150以降
Wildfire 5.0、M040以降
Windows XP SP3 (32-bit)
Windows XP SP2 (64-bit)
Windows 7 (32-bit)
Windows 7 (64-bit)
CATIA V5 CATIA V5 R18 SP5以降
CATIA V5 R19 SP4以降
Windows XP SP3 (32-bit)
Windows XP SP2 (64-bit)

※CETOLのバージョンは全て8.2

価格

  • CETOL6σ for Pro/ENGINEER
    税込み 6,195,000円(税抜き5,900,000円)から
  • CETOL6σ for CATIA V5
    税込み 6,195,000円(税抜き5,900,000円)から
  • CETOL6σ for SolidWorks
    税込み 4,095,000円(税抜き3,900,000円)から

 

※上記価格の他に、初年度保守費用が必要です。詳しくは下記お問い合わせ先までご連絡ください。

 

CETOL6σの詳細については、下記Webサイトをご覧下さい。
http://www.cybernet.co.jp/cetol/

定期セミナーのご案内

設計業務に携わる方を対象に、公差解析に関する様々なセミナーを東京・大阪・名古屋にて定期開催しています。

セミナー名称 対象・内容
3次元公差解析スタートセミナー(無料) 3次元公差解析への取り組みをご検討中の方を対象にしたセミナーです。公差解析に関する基礎的な知識の習得と、ツールによる複雑な構造への対処法をご紹介します。
CETOL6σ紹介セミナー(無料) 公差解析やCETOL6σにご興味のある方を対象にした製品紹介セミナーです。
CETOL6σ入門トレーニング(有料) CETOL6σを初めて利用される方を対象に、CETOL6σの機能説明と実習を行います。

 定期セミナーの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.cybernet.co.jp/cetol/seminar_event/seminar/

注釈

※1:公差・公差解析:
公差とは、設計時に設定した寸法が持つことのできるばらつきの許容範囲。通常はJIS規格を基準とするが、製品構造上さらに厳しく設定する必要がある箇所については、設計者自身の判断で設定することもある。寸法におけるばらつきの許容範囲を「寸法公差」、その位置や姿勢を定義するために付加する許容範囲を「幾何公差」と呼ぶ。公差解析とは、量産工程で発生していた組立不具合などを事前に予測するための解析。
※2:システムモーメント法:
公差解析の計算方法の一つ。アセンブリの寸法と部品の寸法の幾何的な位置関係から、アセンブリに対する部品の寸法の「寸法寄与度」を数学的に解くのが特徴で、公差設定の前でも寸法の管理度合いを測ることができ、また計算負荷も少ないのが利点。公差解析にはモンテカルロ・シミュレーション法も主要な方法として知られているが、計算負荷が高いことが問題とされている。
※3:工程能力指数:
品質管理分野において、定められた規格限度内で品質基準を満足する製品を生産できる能力を表す指数。規格限度幅と製品の品質のばらつきの関係を把握するために利用されている。

シグメトリックス社について

シグメトリックス(Sigmetrix社)は、1990年に米国で創設された、機械系技術者のために使い易さにフォーカスした公差解析ツールを提供する企業です。CETOL 6σ for Pro/ENGINEER は、1992年の出荷開始以来、世界中で利用されています。現在では、CETOL6σ for CATIA、CETOL6σ for SolidWorksも開発し、多くの3次元CADユーザーに対して公差解析のソリューションを提供しています。2009年7月より、サイバネットの100%子会社としてグループ傘下に入りました。同社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください
http://www.sigmetrix.com/

サイバネットについて

サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社

内容について

アドバンスドソリューション事業部 PIDO室
TEL:03-5297-3299 E-MAIL:cetol-info@cybernet.co.jp

報道の方は

広報室/野口・渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp