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電子・電気回路設計システム「OrCADシリーズ」
新バージョンリリースのお知らせ

2010年2月22日

〜セミナー参加者の7割が「業務に活かせそう」と実感!(※1)
シリーズ全製品で使いやすさが大幅に向上しました!〜

 サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京都、資本金:9億9,500万円、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、Cadence Design Systems, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下「ケイデンス・デザイン・システムズ社」)が開発し、サイバネットが販売・サポートする電子・電気回路設計システム「Cadence® OrCAD®(オアキャド)シリーズ」の新バージョン「OrCAD R16.3」の提供を、2010年2月22日から開始することをお知らせいたします。

 OrCADシリーズは、回路図エントリーから回路シミュレーション、回路の最適化と信頼性評価、プリント基板設計やシグナルインテグリティ解析・評価(※2)までを完全に網羅する、回路設計者向けのトータルソリューションです。直感的なユーザーインターフェースで複雑な回路もスムーズに入力可能な「OrCAD Capture(オアキャド キャプチャ)」、アナログ/デジタル混在回路を解析し、回路の信頼性向上を実現する「PSpice A/D(ピースパイスエーディ)」、プリント配線板レイアウト設計「OrCAD PCB Editor(オアキャド ピーシービー エディタ)」や回路設計者が簡単に伝送線路解析を行うことができる「OrCAD Signal Explorer(オアキャド シグナルエクスプローラ)」など、回路設計業務に欠かせない様々な機能を網羅したシリーズです。

 新バージョンR16.3では、シリーズ全製品において使いやすさの向上を目指した改良が行われております。また、製品ごとに新機能が追加されました。回路図エントリー・回路シミュレーション・プリント配線板設計・伝送回路解析などにおいて使いやすさが向上し、部品データ管理や解析の活用により、最終製品の市場投入までの時間を大幅に削減します。

R16.3での改良点・追加機能

回路図エントリー OrCAD Capture / OrCAD Capture CIS(※)

※部品管理機能を搭載したOrCAD Captureの上位版。

  • 自動配線、設計ガイド、描画機能の強化
    自動配線機能が追加されました(図1)。接続したい箇所(ピンとピン、ピンとバス)の始点と終点をマウスでクリックするだけで自動配線されます。これに加え、配線の色・太さを変更できるようになりました。また、パーツの各ピンの機能が一目でわかるようにピン形状が新しくなり、回路図全体を把握しやすくなりました。

    図1:自動配線機能。
    バスに接続するワイヤ/ピンを選択後にバスを選択すると、
    バスエントリを介して選択した全ての配線を自動で接続する。
  • PCBフットプリントの3次元表示
  • OLEオプジェクトをサポート
    回路図上にOLEオブジェクトの配置が可能となりました。回路図上からWord・Excelを起動して、回路図の仕様書や注意事項のドキュメントを直接開くことにより、Captureから様々な技術情報を確認できるようになります。
  • デザインルールチェック機能の追加
    新しいルールの追加と共に、電気的ルールと物理的ルールとに分割されました。これにより、目的に応じたルールの選択と実行が可能となり、回路設計段階でのケアレスミスを防ぐことができます。

回路シミュレーション PSpice A/D

  • 波形表示(Probe)の新機能
    解析結果の表示(Probeウィンドウ)において、今まで困難だった背景色・波形の色や太さの変更、複数の波形表示から必要な波形の有効/無効切り替えが容易になりました(図2)。マウスの右クリックで表示されるメニューから簡単に選択できます。

    図2:波形の表示色をカスタマイズできる
  • 新たな35種以上のアナログ/デジタル回路テンプレート
  • 新搭載モデルの紹介
    • PWMコントローラ
    • Analog Devices社 CMOS Linear Regulator等
    • Taiwan Semiconductor社 ツェナダイオード等
    • Fagor Electronica社 ツェナダイオード等
    設計者が簡単に回路シミュレーションを実施・再利用できるために、新たにデザインテンプレートを用意しました。フィルター回路(5)、BJTアンプ回路(3)、DC-DCコンバータ(6)、デジタル回路(10)などです。また、新しいベンダーライブラリとして、200個以上を追加しました。その中には、スイッチング電源回路用としてMAX85シリーズ等のPWM-ICが14モデル含まれています。

プリント配線板レイアウト設計 OrCAD PCB Editor

  • ユーザーインターフェースの改善
    • 基板全体の3D表示が可能に。IVH(Interstitial Via Hole)やビルドアップのビア構造が分かりやすくなりました。
    • フリップデザインにより裏面視表示が可能になり、PCB編集の作業性が向上します。
    • データチップスのカスタマイズが可能になり、オブジェクト情報の視認性が大幅に向上しました。
    • 部品や範囲を選択する際、多角形形状での指定が可能となり、角度が付いた部品等の選択がより簡単になります。
  • 配線機能の改善
    • アーク配線編集機能が強化されました。
    • パッドエントリー機能を搭載し、製造性を考慮したコネクトラインとパッドの接続が可能になりました。
    • マルチラインジェネレータでは、仮配線パターンを生成し、バス配線設計を効率化できます。
    • ジャンパーに対応しました。ジャンパー用フットプリントを作成し配線に使用することができます。
  • デザインルールチェック(DRC)機能の改善
    • ネガティブプレーンスライバDRC:内層ベタに発生する微細形状を検出できます。
    • ビアリストDRC:制約条件で指定したビア以外のビアの使用を検出できます。
    • ダイナミックシェイプの更新が3〜10倍になりました。DRCのマルチスレッド対応です。

伝送線路シミュレーション OrCAD Signal Explorer

  • ユーザーインターフェースの大幅な改良
  • IBISモデル取り込み・モデルエディタの改善
    • メニューの表示内容およびアイコンの表示を一新し、操作性が向上しました。
    • GUIが改善され、初めて使用するユーザーにも簡単な操作で編集・解析ができます。
    • シミュレーションに必要なI/Oモデルの編集が容易になりました。

価格・詳細

 価格詳細につきましては、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

R16.3のご提供について

 保守期間中の方:2010年2月22日(月)よりWebダウンロードで提供いたします。

 R16.3の詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/orcad/product/orcad_release/

注釈

※1:2010年2月5日、16日開催「OrCAD R16.3 リリースセミナー」来場者アンケートより。
※2:シグナルインテグリティ解析:
デジタル信号の品質が保たれているかどうかをシミュレーションする技術。信号線を通過したデジタル信号の波形にゆがみがあると、信号を受け取ったLSIなどの動作不良を起こすことなどがある。こうしたリスクは、設計初期の段階でシミュレーションを利用して減らしておくことが望ましい。

ケイデンス・デザイン・システムズ社について

 ケイデンス・デザイン・システムズ社は1988年に創立された電子・電気設計のイノベーターです。電子・電気設計の上流から下流までを網羅する製品群を提供し、顧客の開発業務効率化の大きく寄与する製品群を開発・販売しています。回路・基板設計/解析ソフトウェア群としては、OrCADの他にAllegro(アレグロ)などの製品群があり、サイバネットでも販売・サポートを行っています。詳細は下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.cadence.co.jp/

サイバネットについて

 サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
 電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
 また、ビジネスプロセスの最適化を実現する各種ソフトウェアの提供やマルチメディアWeb会議システムの実施、個人・企業情報の保護を図るPCセキュリティ管理など、企業活動の高度化に寄与するITソリューションの提供をしております。
 サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、当社Webサイト(http://www.cybernet.co.jp/)をご覧ください。
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社

内容について

応用システム事業部 EDAソリューション部/柳澤
TEL:03-5297-3324 E-MAIL:orcad@cybernet.co.jp

報道の方は

広報・IR室/野口、田端
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

以上