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複合物理モデリング環境「MapleSim 3」
新バージョンリリースのお知らせ

2009年10月29日

〜複雑な物理モデリングへ更なる挑戦。エンジニアを強力にサポート!〜

 サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京都、資本金:9億9,500万円、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、当社グループのMaplesoft社 (本社:カナダ オンタリオ州、以下「メイプルソフト社」)が開発・販売・サポートする複合物理モデリング環境「MapleSim(メイプルシム)」の新バージョン「MapleSim 3」を、2009年10月29日より販売開始することをお知らせいたします。

MapleSim 3ロゴ

 MapleSimは、数式処理技術をベースにした技術計算ソフトウェア「Maple(メイプル、※1)」上で動作する複合物理プラントモデルの設計・シミュレーション環境を提供しており、2008年12月にリリースされました。
 新バージョンMapleSim 3は、お客様のモデリングをより容易にするためのユーザーインターフェースの改善を中心として、コンポーネントやテンプレートそしてソルバについても多くの機能・性能強化が行われました。また、HILS(※2)等の主要なアプリケーションで求められるリアルタイム性能を実現するため、より最適化された数式モデル生成機能が実装されました。さらに、MATLAB/Simulink®(マットラブ/シミュリンク、※3)との連携に加え、制御設計およびLabVIEW(ラボビュー、※4)との連携を図るアドオン製品も拡充しています。

 2009年7月31日付けのプレスリリース(※末尾「メイプルソフト社について」参照)の通り、サイバネットはメイプルソフト社を当社グループに迎え入れ、ユーザーの声をより的確にフィードバックすることにより製品開発ならびにソリューション提供を強化してまいります。次世代のモデリング手法の確立、そして複雑化する開発設計環境の向上のため、サイバネットとメイプルソフト社は今後も強力かつ生産性の高いツールチェーンの提供を推進してまいります。

MapleSim 3の主な新機能と特徴

モデル開発期間の短縮

プロジェクトマネージャによるモデル開発管理
プロジェクトマネージャ機能の導入により、大規模プロジェクトの管理や既存モデルの変更が容易になりました。

  • パラメータやモデルで使用しているコンポーネント等、モデルに関するデータを一元管理
  • MapleSimワークスペースおよびMapleドキュメント内におけるモデル階層情報のクイックナビゲート

ヘルプ機能の改善
ヘルプへのアクセス改善により、コンポーネントの接続点やパラメータ等のモデル作成時に必要不可欠な情報の高速表示が可能になりました。

モデリングの自由度の拡大

コンポーネントライブラリの追加やソルバの改善により、MapleSimにおけるモデリングおよびシミュレーションの自由度が拡大されました。

油圧ライブラリ
  • シリンダー、チャンバー、アクチュエータ、パイプ、バルブ等の幅広い油圧コンポーネントを追加
  • 電気、機械、制御システムとの接続が容易であるため、複数の領域を含むシステムレベルのモデリングが可能
ヘリコプタモデルのモデリング画面
ヘリコプタモデルのモデリング画面

電動機コンポーネントの追加
  • 単相/多相、同期/非同期等を含むACモータコンポーネントを追加
  • 多相用電気コンポーネント等の基本コンポーネントを追加
半導体コンポーネントの追加
  • バイポーラ(接合型)トランジスタコンポーネントの追加
  • 伝熱を考慮した各半導体コンポーネントの追加
ソルバの改善
  • シミュレーション時間の短縮

同時リリースされたアドオン製品

MapleSim Control Design Toolbox
MapleSimで作成された制御対象モデルに対して、古典制御理論・現代制御理論に基づき様々なコントローラの設計を行う機能を提供します。期間限定でMapleSim 3のバンドル製品として提供されます。

MapleSim LabVIEW Connector
MapleSimで作成されたモデルを、LabVIEW VI(National Instruments社)の環境へユーザーコードブロックとしてエクスポートします。これにより、LabVIEWのハードウェアとソフトウェアを合わせたプラットフォーム環境で、MapleSimモデルによるリアルタイムなHILシミュレーションの実現が可能になります。

製品名称の変更について

MapleSim Connectivity Toolbox は、MapleSim Simulink Connector に名称変更されました。

販売価格および製品内容について

  • MapleSim 3 プロフェッショナル:一般企業・官公庁・個人向け製品
    税込み 573,300円〜(税抜き 546,000円〜 スタンドアロン版)
  • MapleSim 3 アカデミック:教育機関向け製品
    税込み 220,500円〜(税抜き 210,000円〜 スタンドアロン版)
  • MapleSim LabVIEW Connectorプロフェッショナル:一般企業・官公庁・個人向け製品
    税込み 195,300円〜(税抜き 186,000円〜 スタンドアロン版)
  • MapleSim LabVIEW Connectorアカデミック:教育機関向け製品
    税込み 66,150円〜(税抜き 63,000円〜 スタンドアロン版)
  • ※初年度保守費用込みの価格です。
  • ※プロフェッショナル、アカデミック共に、ネットワーク版価格を別途ご用意しております。
  • ※アカデミック向けでは、複数本の同時購入割引制度を利用できます。
  • ※MapleSimを利用するためには、Maple本体が必要です。
  • ※MapleSim Control Design Toolbox、MapleSim LabVIEW Connector を利用するためにはMapleSim 3 が必要です。

 MapleSim 3、アドオン製品の詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
  http://www.cybernet.co.jp/Maple/

注釈

※1:Maple(メイプル):
メイプルソフト社によって開発された数式処理・数式モデル設計環境ソフトウェア。微積分方程式を始めとした各種数式処理の他、演算処理やアプリケーション開発機能を備えており、多方面の分野における企業の研究部門や学術研究機関で多く利用されている。
※2:HILS(Hardware In the Loop Simulation):
実験装置の一部にシミュレータを適用し、その他の部分を実機で構成すること。電子制御ユニット(ECU)のテストなどに使用されている。
※3:MATLAB/Simulink(マットラブ/シミュリンク):
マスワークス社によって開発された数値計算・データ解析・シミュレーションのためのソフトウェア。自動車・航空宇宙をはじめ、通信・金融・医療など広範な分野において、全世界で100 万人以上のエンジニア・研究者に利用されている。
※4:LabVIEW(ラボビュー):
National Instruments社の製品。高度な計測・評価/試験/テスト・制御システム開発に使用されるプログラミング環境。

メイプルソフト社について

 メイプルソフト社は、対話的な数学計算ソフトウェアを開発・販売するリーディングカンパニーです。世界中の数学者・物理学者・エンジニア・設計者に愛用され、同社のフラッグシップ製品である数式処理システム「Maple(メイプル)」をはじめとして、数理技術を基本とした様々な技術計算製品を提供しております。
 メイプルソフト社の計算ソフトウェアは、アライドシグナル、BMW、ボーイング、ダイムラー・クライスラー、ドリームワークス、フォード、GE、ヒューレット・パッカード、ルーセント・テクノロジー、モトローラ、レイセオン、ロバート・ボッシュ、サン・マイクロシステムズ、タイコエレクトロニクスそしてトヨタ自動車など一般企業をはじめ、MIT、スタンフォード大学、オックスフォード大学、NASA、カナダ・エネルギー省などの先端的研究機関において教育や研究目的で利用されております。詳細は下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.maplesoft.com/
※メイプルソフト社は、2009年7月に当社子会社化を発表しました。詳細については2009年7月31日発表の当社リリース「カナダWaterloo Maple Inc.の株式取得と子会社化に関するお知らせ」を参照下さい。
 http://www.cybernet.co.jp/documents/pdf/press/2009/090731-2.pdf

サイバネットについて

 サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(註)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
 電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、電子回路設計など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
 また、ビジネスプロセスの最適化を実現する各種ソフトウェアの提供やマルチメディアWeb会議システムの実施、個人・企業情報の保護を図るPCセキュリティ管理など、企業活動の高度化に寄与するITソリューションの提供をしております。
 サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
 http://www.cybernet.co.jp/

註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。 コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション

本件に関するお問い合わせ

サイバネットシステム株式会社

内容についてのお問い合わせ

モデルベース開発推進室 担当/長岡、津藤(つとう)
TEL:03-5297-3255 E-MAIL:infomaple@cybernet.co.jp

報道の方は

広報・IR室/野口、田端
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

以上