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MATLABプロダクトファミリのHDLコード自動生成ツール“Simulink HDL Coder 1.0”国内販売開始のお知らせ

2006年10月10日

〜システムレベルモデルからハードウェア実装への開発フローを統合する新製品〜


サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:田中邦明、以下“ サイバネット”)は、取り扱いソフトウェアMATLAB(マットラブ)プロダクトファミリの自動コード生成ツールの新製品、Simulink HDL Coder 1.0(シミュリンク エイチディーエル コーダー1.0)の日本国内での販売を開始したことをお知らせいたします。

MATLAB プロダクトファミリは、米国The MathWorks,Inc.(本社:マサチューセッツ州ナティック、CEO:ジャック・リトル、以下“マスワークス社”)によって開発された数値計算、 データ解析、シミュレーションのためのソフトウェアです。同製品は、1984年の販売開始以来、自動車、航空宇宙をはじめ、通信、半導体、金融、医療など 広範な分野で全世界100万人以上のエンジニアや研究者に利用されています。

この度リリースされたSimulink HDL Coderは、MATLABプロダクトファミリのSimulink(シミュリンク)およびStateflow(ステートフロー)により記述されたモデルから合成可能なハードウェア記述言語(Hardware Description Language、以下HDL)を自動生成するオプション製品です。Simulink HDL Coderにより、特定用途向けIC(ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)に実装、検証を行うための、ターゲットデバイスに依存しないVerilog(ベリログ)およびVHDL(ブイエイチディーエル)コードとテストベンチを生成することができます。また、Simulink環境で作成されたシステムレベルモデルからのダイレクト・パスが提供されることとなり、ハードウェアの設計、実装および検証作業の迅速化が可能となります。

マスワークス社のSignal Processing and Communication部門のマーケティングディレクター、Ken Karnofskyは次のように語っています。
「当社のお客様は、10年以上に渡り、システム、ボード、およびIC設計の開発期間を50%もしくはそれ以上削減するためにモデルベースデザインを採用しております。SimulinkモデルからのHDLコードの生成は、お客様から最も要望の強かったもののひとつです。現在では、Simulinkモデルを用いてハードウェアの設計や、検証、実装を行うことができ、さらにその同じSimulinkモデルを用いて組込みソフトウェアを生成することが可能です。」 。

Simulink HDL Coderは、SimulinkおよびSignal Processing Blocksetによって提供される80種類の標準的なブロック、さらにStateflowで作成したミーリー型、ムーア型ステートマシンからのコード生成に対応しています。生成されたコードは、定評のあるハードウェア実装・検証のためのツールにおいても使用することができます。さらに、既存のHDLコード資産やサードパーティの提供するHDL IP(後述参照)をSimulinkモデルを用いて検証し、それらをSimulink HDL Coderから自動的に生成されたコードに統合することが可能です。

またSimulink HDL Coderは、実装用のデザインを検証するためにシステムシミュレーションデータを再利用してVerilogおよびVHDLのテストベンチの生成を行うことが可能です。「手作業でテストベンチを記述する作業は、非常に工数がかかり、エラーが発生しやすいプロセスです。通常、設計チームはハードウェアコードの1行につき、10行にわたるHDLの検証コードを記述しなければなりません。自動的に生成可能なテストベンチは、この業界における検証作業のボトルネックの解消に役立つでしょう。」とKen Karnofskyは述べています。

本製品のリリース前テストに関わった全世界で60社以上にもおよぶ企業のエンジニアの方々からは、開発プロセスおよびハードウェア設計の品質の飛躍的な改善という点において、Simulink HDL Coderは効果的な製品であるとの評価を頂いています。アギアシステム社のテクニカルスタッフのシニアメンバー、Robert Peruzzi氏は次のように語っています。「Simulink HDL Coderを使用することにより、我々のチームでは複数の設計アーキテクチャを迅速に検証し、HDLコードを自動生成することが可能となりました。Simulink HDL Coderは我々のモデルベースデザイン戦略を決定的に強化します。Simulink HDL Coderにより、我々のミックスドシグナルIC上のディジタル処理部において最も効率的に実装を達成することができ、HDLの実装と検証に費やされていた時間が劇的に削減されました。」

International Business Strategies, Inc. のCEOであるハンデル・ジョーンズ氏は次のように語っています。「長年にわたり、エレクトロニクス設計者は、システムモデルからASICもしくはFPGA向けのコードを自動的に合成する手法の到来を待ち望んでいました。Simulink HDL Coderによりもたらされるソリューションは、長らく議論されてきたESL(後述参照)の理想を現実のものにより近づけるでしょう。Simulinkによる実行可能な仕様書からHDLへのダイレクト・パスにより、激化する市場競争の中で開発チームが直面している時間、コスト、品質へのプレッシャーが劇的に削減されるでしょう。」

動作環境

Windows, Solaris, Linux, Linux x86-64
(本製品は、MATLABリリース2006b上での利用が前提となります。)
※詳細につきましては、下記までお問合せください。

価格

下記までお問合せください。

HDL IP

HDL(ハードウェア記述言語)によって作成された半導体設計資産(Intellectual Property)を表す。企業内で独自に設計された資産やサードパーティによって提供されるものなどが存在し、設計の効率化のために利用されることが多い。

ESL

Electronics System Levelの略語。SoC設計において、対象システムのソフトウェア、ハードウェアで処理される内容を記述する際の抽象度を表す。

マスワークス社について

マスワークス社(TheMathWorks, Inc.)は、民間・政府・教育分野のエンジニアと研究者向けにテクニカル・コンピューティング・ソフトウェアを開発する世界でも有数の企業です。
MATLABとSimulink(シミュリンク)を中心とする幅広い製品を開発・販売しており、自動車産業、航空宇宙産業、通信産業、金融サービス産業、バイオテクノロジー産業、エレクトロニクス産業、機械工学産業、プロセス産業等の課題を解決し、革新を加速するソフトウェアとサービスを提供しています。マスワークス社は1984年に設立され、現在全世界に1,000人以上の従業員を有しています。本社所在地は米国マサチューセッツ州ナティックです。その他の情報についてはウェブサイトをご参照ください。 。
URL:http://www.mathworks.com/

サイバネットシステム株式会社について

当社は、科学技術計算分野、特にCAE(註)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種および適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記サイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/

註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション

この件に関するお問い合せ

サイバネットシステム株式会社

内容について

応用システム第1事業部 営業技術推進部
〒112-0012 東京都文京区大塚2-9-3 住友不動産音羽ビル
TEL:03-5978-5590
FAX:03-5978-4590
E-MAIL:infomatlab@cybernet.co.jp

報道の方は

広報室/勝又、松代
〒112-0012 東京都文京区大塚2-15-6 ニッセイ音羽ビル
TEL.03-5978-5404
FAX.03-5978-5441
E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

以上