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ANSYS最新バージョン10.0日本語版国内出荷開始のお知らせ

2006年03月15日

〜ANSYS Workbench環境の充実や、CFXとANSYSによる連成解析機能の強化など〜

サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:井上惠久、以下“サイバネット”)は、米国 ANSYS社(米国NASDAQ市場上場 ANSS、本社:米国ペンシルベニア州キャノンスバーグ市、社長兼最高経営責任者:ジェームス・イー・キャッシュマン、以下"アンシス社")が開発・販売・サポートする汎用有限要素法解析ツールANSYSの最新バージョン10.0(日本語版)の国内出荷を3月1日より開始したことをお知らせいたします。

ANSYS10.0は、統合製品開発プラットフォームであるWorkbench(ワークベンチ)インターフェイス機能のさらなる充実により、過渡熱解析機能をサポートすることとなりました。また、各種解析作業を支援する材料データベースの機能向上や、モデル作成・修正ツール DesignModeler(デザイン・モデラー)や最適化ツールDesign Xplorer(デザイン・エクスプローラー)の機能向上などが挙げられます。また、従来のANSYS操作環境で、ANSYSとCFX(シーエフエックス)を使用した流体-構造連成解析が双方向で実現可能となったことや、ANSYSの分散処理システムで対応する解析の幅が拡がりました。さらに、 ANSYS、ANSYS Workbench両方の環境で、EM64TのWindows XP 64bitの対応を開始しました。

ANSYS Workbenchインターフェイスにおける機能強化

OneSpace Designer Modelingインターフェイス

コクリエイト社3次元CAD”OneSpace Designer Modeling”用のインターフェイスが新たに追加されました。同3次元CADのメニュー上にANSYSのアイコンが表示され、作成した3次元モデルを直接使って解析することが可能です。

過渡熱解析

Workbench環境で使用できる熱解析機能に、過渡熱解析機能が追加されました。過渡熱解析では、時間によって刻々と変化する構造内部の温度分布を計 算することができるため、より現実的な現象を求めることができます。また、過渡熱解析により計算された温度分布を用いた構造解析との連成問題も可能である ため、電子部品に代表されるような熱変形を伴う様々な現象を求めることができます。

エンジニアリングデータ(材料力学データ)の機能向上

温度に依存した様々な物性データ、方向により物性データが異なる異方性材料データ、ゴム材料にて使用する超弾性材料データの入力が可能となりました。さら に、超弾性材料データは、ゴム材料の試験結果から適切な材料定数を導き出すことができるカーブフィッティング機能も追加されました。

モデル作成・修正ツールDesignModeler(デザイン・モデラー)機能の向上

一様な厚さを持つ薄板モデルにおいて、中立面の抽出機能が利用できるようになりました。もし、中立面を作成することにより隙間が生じた場合には、自動的に その隙間を埋めることができます。また、2分の1、4分の1など対称モデルの作成についても使いやすい機能が追加されています。

最適化ツールDesign Xplorer(デザイン・エクスプローラ)の機能向上

新たな最適化アルゴリズムとしてNLPQL(エヌエルピーキューエル)が追加されました。NLPQLは単目的最適化専用のアルゴリズムで他の手法に比べ精 度が高く、高速に最適値を求めることができます。また、温度、材料、荷重が一定である線形伝熱解析でも使用できるようになりました。
設定できるパラメータとしては、形状寸法、熱伝導率、表面熱流束、表面熱伝達の熱伝達係数と雰囲気温度、温度および熱流束があります。

(従来の)ANSYSインターフェイスにおける機能強化

構造解析

要素

ソリッドシェル要素に積層機能が追加されました。積層情報には、各層毎の材料情報はもちろんのこと、板厚方向の積分点数も定義できるため、曲げ変形による解析精度を今まで以上に向上させることができます。さらに、粘着要素の追加により、剥離現象や亀裂進展、そして複数部品間の接着状態を容易にモデリングすることができるようになりました。

接触

3次元ビーム要素間の接触をモデル化できるようになりました。接触箇所は、ビーム断面の外表面同士だけでなく、管の内面と他ビームの外表面の接触にも対応しています。これにより、ハイドロゲンセンサー、送水管、原子力発電所のパイピング、織物、テニスラケットのガットなどの接触挙動を効率良く計算することができるようになりました。

材料

異方性の超弾性材料モデルが利用可能になり、エラストマー、生体材料、つなぎ材、その他エラストマー複合材に見られるような材料の異方性材料挙動をシミュレーションできるようになりました。

連成場解析

ANSYSとCFX(シーエフエックス)を使用した流体-構造連成問題解析が双方向にて実現可能となりました。従来のANSYS Multi-field Solver(マルチフィールドソルバー)と改良型であるMFX(エムエフエックス)を用いて、飛行中の飛行機翼の変形や気流によって生じる土木建築物の振動などのような、移動や変形する物体の過渡および定常状態における流体-構造連成を実施できます。さらに、MFX技術では、流体解析と構造解析を同時に異なるマシン上で実行できるため、両モデルが同じマシン上のメモリーを共有する従来のANSYS Multi-field Solverに比べて、はるかに大規模なモデルを取り扱うことが可能になっています。

直接法による連成場解析

直接法を用いた構造-伝熱解析、構造-熱電気解析、伝熱-圧電解析の3つの連成場解析が新たに追加されました。これらすべての解析タイプで、熱弾性問題の強連成や弱連成による静的解析およびフル時刻歴応答解析を実施できます。応用分野としては、圧電および圧電抵抗センサー、熱アクチュエータ、ペルチェ装置、スマート構造、MEMS(メムズ)デバイスがあります。

高周波電磁場解析

新しいポートタイプとして、集中ギャップポートおよびモーダルポートが追加されました。集中ギャップポートは、有限要素モデル内で等価な伝送線路としての 機能を果たし、プリント回路基板や電磁干渉問題で利用できます。また、モーダルポートは、任意の導波システムの伝搬モード電磁場分布を伴う一般ポートで、 無線周波数/マイクロ波の受動部品、高速電子回路、信号忠実性の問題で利用できます。

ANSYSの分散処理システム (Distributed ANSYS(ディストリビューティッド・アンシス))

Distributed ANSYS の分散メモリアーキテクチャにおいて、単一場の電場解析、磁場解析、ラジオシティ法を用いた輻射解析、接触解析が可能となりました。

動作環境

ANSYS Workbench環境利用の場合

Intel IA32 Windows XP Professional(日本語版対応)
Windows XP Home Edition(日本語版対応)
Windows 2000(日本語版対応)
Linux RedHat 7.3 Kernel 2.4.18
Intel IA64 Windows XP 64-bit Edition Version 2003
HP PA8000(64bit) HP-UX 11.0
SUN UltraSPARC(64 bit) Solaris 8

ANSYS環境利用の場合

Intel IA32 Windows XP Professional(日本語版対応)
Windows XP Home Edition(日本語版対応)
Windows 2000(日本語版対応)
Linux RedHat AS 2.1 Kernel 2.4.9
Intel IA64 Windows XP 64-bit Edition Version 2003
Linux RedHat AS 2.1 kernel 2.4.18
HP-UX 11.22
Intel Xeon EM64T Linux RedHat AS3.0 kernel 2.4.21
HP AlphaServer Tru64 V5.1
HP PA8000(64bit) HP-UX 11.0
IBM AIX64(64 bit) AIX 5.1 Update 7
SGI(64bit) IRIX 6.5.23m
SUN UltraSPARC(64 bit) Solaris 8
SUN UltraSPARC III(64 bit) Solaris 8
SUN UltraSPARC IV(64 bit) Solaris 8
Fujitsu SPARC64 IV Solaris 8
AMD Opteron 64-bit SuSE SLES 9 Kernel 2.6.5

価格

別途お問い合わせ下さい。
なお、教育機関向け製品は別途特別価格でご用意しております。

米国アンシス社について

米国アンシス社は、1970年にSwanson Analysis Systems社として設立され、航空宇宙、自動車、機械、電機、電子、医療工学など幅広い産業の製品開発に携わるエンジニアや設計者のためのシミュレーションソフトウェアを開発、全世界へと提供してまいりました。そして、設計の初期段階から試作実験と最終評価までの段階において、高速かつ効果的な製品開発を行えるように、オープンで柔軟性の高いソリューションを開発し続けています。ANSYS社に関する詳細は、下記 Webサイトをご覧下さい。http://www.ansys.com/

サイバネットシステム株式会社について

当社は、科学技術計算分野、特にCAE関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービス提供を行っており、電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種および適用分野に対してソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。取扱い製品は、構造解析、伝熱解析、電磁場解析、熱流体解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、MEMS設計解析など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアであり、様々な顧客ニーズに対応しております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳細は、下記Webサイトをご覧下さい。
http://www.cybernet.co.jp/

註 CAE : Computer Aided Engineeringの略。コンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション
  CAD : Computer Aided Designコンピュータによる設計支援

この件に関する問い合せ

サイバネットシステム株式会社

内容について

メカニカルCAE事業部ビジネスデベロップメント部
担当/近藤 晶子
〒112-0012 東京都文京区大塚2-15-6 ニッセイ音羽ビル
TEL:03-5978-5451
FAX:03-5978-5960
E-MAIL:anssales@cybernet.co.jp

報道の方は

広報室/勝又,松代
〒112-0012 東京都文京区大塚2-15-6 ニッセイ音羽ビル
TEL:03-5978-5404
FAX:03-5978-5441
E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

以上