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BOM:PLM ベストプラクティスの基礎

部品中心の製品定義がもたらす5つのメリット

設計や製造との関連で、デジタルツインや機械学習といった先進的なテクノロジーの話題がメディアを賑わせている中で、ビジネスの改善を目指す人々は基本を忘れたり、過小評価したりしがちです。ディスクリート型の企業にとって、基本に忠実であることの価値は、かつてないほど高まっています。特にそれが顕著なのが、製品ライフサイクル管理 (PLM) の領域です。

その理由は 2 つあります。1 つ目は、PLM のベストプラクティス(うまいやり方)を基盤にすることで、製品のイノベーション、品質、製造、サービスに関するビジネス上のメリットを再現可能なかたちで引き出せるということです。2 つ目は、これらのプロセスとツールが、まさに現在ニュースで大きく報じられている最先端のデジタルトランスフォーメーションプロジェクトの前提条件だということです。

揺るぎない PLM 基盤を構築するためには、どこから着手すればよいでしょうか。その答えが、部品を中心とした製品定義と部品表 (BOM) です。

部品中心の製品定義

「部品中心」が意味すること:今までは設計図面が製品定義の基準であり、製品の BOM は図面上や別のスプレッドシートに記載されていました。製品をこのように表現するやり方は、コンピューターがなかった時代の遺物であり、現代のデジタルテクノロジーはほとんど活用されていません。製品定義に図面とスプレッドシートを使い続けている企業は、基本的なビジネス機能(製品データ管理や変更管理など)に悩みを抱えていることがあります。すべての部品を最新の製品定義に従わせるといった、ごく簡単に思える要件ですら、その定義が手違いの起こりやすい紙ベースのものだと、一筋縄ではいかなくなります。

部品中心のアプローチでは、BOM が製品定義の基準になり、階層型データベースとして機能します。その構造に含まれる各部品が、それぞれ機械的、電子的、またはソフトウェア的コンポーネントを表し、独自のデータに関連付けられます。このデータには、図面、仕様、技術的ドキュメント(故障モードや効果分析など)、他の BOM などを含めることができます。

部品中心の製品定義で実現できること:部品を中心に製品を定義することで、最終的なアセンブリ構造から個々のコンポーネントに至るまで、製品関連のあらゆるコンテンツの構成、管理、保存を単一のリポジトリで一元的に行える、包括的なデジタル製品定義を実現できます。

  • 領域横断的なコラボレーションの合理化
  • 製品とプロセスの複雑さの解消
  • 製品のデジタルスレッドの確立
  • 設計価値の拡張と部品コストの削減
  • 製品管理とプログラム管理の改善

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